娘たちへ「今のあなたのままがいいんだよ」

こんにちは。

人生を時計にたとえると、もう陽が暮れた頃。
そろそろ、拙いながらも、今までの経験を次の世代に繋いでいく年齢になりました。

40歳を超えて、日本のインターネット業界を牽引するヤフーで娘のような年齢の若い世代と一緒に仕事をすることができました。今でも「ママ」と慕って声をかけてもらえることは本当に幸せだと思っています。そしてその彼女たちがそろそろ私がヤフーに勤めていた頃の年齢にさしかかってきました。娘はいないけれど、大好きな彼女たちに、ちょっとずつ私の思いを伝えていけたらいいな。私から「娘たちへ」の私信です。

第１回は、「今のあなたのままがいいんだよ」ということ。

人というのは悲しい生き物で、つい自分と人を比べがち。子どもを産んで、子育てに専念しようと決めたのに、まわりの友達はどんどん仕事に復帰をしてイキイキと仕事をしているのを見れば、やっぱり焦る気持ちは生まれてきます。仕事に復帰する道を選んだけれど、子どものために家にいた方がいいんじゃないか？って思うこともあるかもしれない。でも、焦らなくていいんだよ。

私は大学を卒業してすぐに結婚、その後は子育てに専念していたから（そういう時代でした）、初めて就職したのはヤフー、40歳を過ぎてから。
もっと若いうちから働いていたら今とは違う人生があったかもと何度も思ったけれど、バリバリ世の中で活躍する友達を見てうらやましく思うこともあったけど、でもそういう人生を選択してきたのは自分。それが正解かどうかは今もわからない。もちろん後悔がないなんて言えないけど、いつもいっぱい悩んで、迷って、自分で決めてきたことが大切だったんじゃないかって今なら思える。

娘たちへ。どうぞいっぱい悩んでください。そして迷ってください。あなたの人生だから。そうして選んだ人生はきっとすてき。どんな選択だったとしても、今のあなたがすてき。今のあなたのままが一番。