2019-04-28
初心忘るべからず
こんにちは。
インタビューライターのたなかみえです。
「初心忘るべからず」
世阿弥が『花鏡』で述べた言葉。
習い始めのころの謙虚で真剣な気持ちを忘れてはならないという意。
(デジタル大辞泉)
昨日は、所属するコーラスグループ付属の学校の発表会でした。
どのクラスも1年に1度のこの時間に向けて一生懸命練習。
歌はもちろん、衣装や振り付けまで、全力でパフォーマンス。
キッラキラの笑顔です。
私もコーラスグループのオーディションに合格するまでは同じ学校で学んでいましたから、彼ら、彼女たちに、当時のただただ歌が好きで、一生懸命だった頃の自分を重ねていました。
今でも歌うことは大好きで楽しいけれど、あの一途に歌に向かっていた自分は忘れているのかな。
世阿弥は、初心について「物事を始めた頃の未熟さ、張り詰めた気持ち」と言っています。
「ただただまっすぐ、人の心に届くように歌いなさい」
そう言った今は亡き師匠の顔が浮かびました。
そんな歌が歌えているのかな。
ゴールデンウイークに突入しましたね。
今日は、老人ホームにいる父に会いに行ってきます。
佳き日をお過ごしください。
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