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2016-01-30

わたしの経歴はおもしろいらしい<その1>

こんにちは。

先日、ある出版社へ企画を持ち込んだときのこと。

「企画はともかく、たなかさんの経歴がおもしろいですね」と言われました。
その話を友人にしたところ、「本当におもしろいよね。でもそれってほめ言葉だと思うよ」。

本人であるわたしにすると、一緒にお仕事をする人たちより、確かに歳はくっていますが、それ以外はどこにでもいるふつうのひとだと思っているんですけどね(^^;)

友人に「どこがおもしろいの?」と聞いてみました。

「う〜ん。ふつうっていうなら、40過ぎて初めて会社に勤めるってすごいと思う。それも大きな企業に。就職しようっていうあなたもすごいけど、採用する会社はもっとすごいよね」

そっか。そういうことか。

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わたしくらいの年齢だと、学校を卒業して、就職して、結婚したら会社を辞めて、専業主婦になって、子どもを産んで育てて……が、ごくふつう。なんとなく25歳までに結婚して、30歳までに子どもを産んでみたいな風潮は確かにありました。

わたしの場合は、大学卒業と同時に結婚しちゃったから(いやこれも決して少なくないケースでしたよ)、会社に就職することもなかったけど。で、当たり前のように子どもを産んで育てて、子育てが大変だったこともあって、家にいることが当たり前だった。

でも子どもたちが大きくなって、何かしたいなぁって思ったときに、たまたま家にパソコンがあったので、自分でホームページ作って(それもワードでね)、ネットショップを立ち上げて、海外から品物を個人輸入して、売ったり、メルマガを書いたりしていたんですね。当時はまだヤフーショッピングも楽天もない時代で、まだまだネットで買い物するひとも少なかったし、仕入れるお金がたくさんあったわけじゃないから、やっぱりうまくいかなくて。じゃ、どっかに就職したいなと思ったときに、自分ができるのはネットしかないと思ったわけで。

小さいころから作文を書くのが好きで、子どもたちの小、中学校時代には、PTAの広報の仕事が楽しかったし、ネットショップではメルマガも書いていたし、そうか、ネットの編集の仕事ならできるかもという結論に行き着いたのでした。

ネット上で「ひと」を募集している会社に片っ端から「仕事をしたい」ってメールしたけど、たいていの返事は「弊社の平均年齢は20代です」というもの。わたしはもう40歳を越えているのだから、素直に仕方ないなぁと思っていましたよ。

そんななか、絶対にないと思っていたヤフーから、面接のお知らせが来て、それはびっくり!
なぜか一次面接を通って、二次面接。そこにいた偉そうな人が社長だと知ったのは、面接が終わってから。知らないというのは、こわいし強い。その後の筆記試験では数学が一問も解けずに、ああこれで終わりと思ったら、「4月から来てください」って、「ほんと?」って思わず顔を見合わせたわ(^^;)

「就職経験のない専業主婦が40歳を過ぎてヤフーに入社できたなんてすごい」とよく言われるけど、それは、「縁」と「運」以外の何もないと思っていますよ。よく若い人たちが「もう30だから。もう40だから。転職は無理」って口にしてるけど、30歳、40歳のときのわたしは、この歳になるまでこうやって働くことになるとは思っていなかったからね。

なんて、長くなりました。ここまでが私が本格的に就職するまでのお話。歳はくっちゃってるけど、仕事を始めてまだ20年にも満たない。まだまだひよっこですわ(>_<)

お付き合いいただいてありがとうございます。

こんな話もボチボチと書いていこうかと思います。

続きはまた今度(^_^)v

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