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2018-07-26

ライターに年齢制限はあるのはなぜか?

こんにちは。
インタビューライターのたなかみえです。

毎日暑いですね。

フリーランスになって間もなく丸5年。
歳をとっても長くライターを続けていたいと会社を辞めたはずなのに……

実際には、「この仕事をしたい!」「興味がある」と応募しても、年齢制限があることは少なくありません。

今日も。とあるサイトのライター採用ページに行ったところ……
年齢の選択欄に私の年齢がない!?
ショック!? というより、またか……という感じ。

そんな話を周りにすると、「フリーランスなのに」「ライターに年齢関係ないじゃない」と言ってくれますが、世の中、そんなに甘くありません。働き方改革だ、一億総活躍社会実現だ、などといわれていても、フリーランス、いやライターの世界からは遠い世界の話。会社で高齢者の扱いが問題になるのと同じかもしれません。

以前40代後半の時代に、とある編集の採用面接を受けに行ったことがあります。そのとき、該当媒体の編集長に言われたことを今さらのように思い出します。

「おそらくあなたの上司になるだろう若い編集者がいっぱいる。でも年上のあなたを使うと、気も遣わなくちゃならないだろうし、きっと面倒だと思うのよね」

そのときは、かちんときたけれど、下手をすれば子どものような年代の人たちと仕事をする今、その言葉がずしんと心にのしかかります。言われたとおりに書けばいいのだろうけど、今までの実績という変なプライドがあるし、いい物を作りたいと思ってしまう自分がいて、つい「もっとこうした方がいい」とか「それは違う」とか言ってしまう。

そりゃ、扱いづらいだろうな。と、気づいても後の祭り。だって彼らが望んでいるのは、自分のイメージするとおりに、文句を言わず、締切までに提出してくれるライターだから。

となると、1度は依頼があっても、次は難しいなんて状況も起こりうる。

わかっているんですけどねぇ。私の経験や実績・人脈を若い人に伝えたいって思っていても、そんなことは望まれていない。

ライターではないけれど、とあるセミナーで、リタイアした男性が、自分の経歴をひたすらしゃべり続けている姿に自分が重なった。やばいやばい。

安くても黙って黙々仕事をするのか、いっそのこと、自分のやりたいようにできる状況を作るのか。
頭の痛いところ。

会社という看板を背負って、偉そうにライターさんに仕事を依頼していた私に、ひと言、言いたい。
「あなたはとても恵まれた環境にいるのよ」って。

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