2018-01-17
毎年お正月に出かける杉本寺(鎌倉)
こんにちは。
インタビューライターのたなかみえです。
毎年、3が日が過ぎると出かける鎌倉の杉本寺。
鎌倉時代の初めに開かれた板東三十三観音霊場の第一番札所で鎌倉最古の天台宗のお寺で、
鎌倉駅から鶴岡八幡宮を右に折れて道なりに20分くらい歩いた静かな場所にあります。
両脇に白い奉納旗がぎっしり立っている苔の石段を上っていくと、瓦葺き屋根の本堂が目に飛び込んできます。
このお寺の魅力は、本堂にあがって十一面観音を始めとする仏さまを間近で拝めること。
周りの喧噪が嘘のような空間で、新年の始めに自分と向き合うことができます。
そしてこの数年。
おみくじをひくのはこのお寺と決めています。
今年は「第四十五番 吉」。
「このミクジ判じて曰く、待望を抱いて成就せんと心がける人なり、しかしまだ時至らず、今の分にては思うように行きがたし、但し運気が強ければ心正直に信心して家業はげめば人物の助け有りと思うこと成就し思のままとなる」
まだ時至らず。
なんだか今の状況を言い当てられているようで、身が引き締まる思いです。
去年のお札をお返ししようと納め所を探しましたが見当たらず、お寺のかたに伺うと、「いただきますよ」と手を差し出してくださいました。
このゆるさも心地よく、毎年、足を運ぶのかもしれません。
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